かかりつけ薬剤師の導入報道に対する疑念

 

数日前から、「かかりつけ薬剤師」制度の導入について多くの報道がなされています。

 

報道によると…

 

「患者から同意を得た薬剤師が、市販薬も含めて患者の服薬状況を把握し、24時間体制で相談に応じる。必要に応じて患者宅を訪問して残薬の整理もする。薬局勤務3年以上などの条件はあるが、1回の処方ごとに通常の指導料より高い700円が算定できる。」とあります。

出典:読売新聞(ヨミドクター) 2月10日(水)14時20分配信

 

これについて私は、かつて調剤薬局チェーンの人事システム構築と人事労務管理のお手伝いをした立場から大いなる疑問を頂いています。

 

私が感じるのは、『本当にそんなことができるのか。薬局はそれに応えることができるのか』という疑問です。

 

 

 

本題の前に、「かかりつけ医」について考えてみる

 

「かかりつけ医」

体調の管理や,病気の治療・予防など,自分や家族の健康に関して,日常的に相談でき,緊急の場合にも対処してくれる医師および歯科医師のこと。一般には地元の開業医を指すことが多い。(出典:(コトバンク)

 

この定義にもあるように、「一般には地元の開業医を指すことが多い」のが現状だと思います。

 

私も、小中学校の1年先輩がやっておられる自宅近くのクリニックにお世話になっており、その先輩が私の「かかりつけ医」です。

 

高血圧、痛風という持病を抱え、何より5年前に大病を患った私をよく知って下さり、毎月の通院の際には私の状態を具体的に気遣ってくれるこの先生。

 

まさしく、「かかりつけ医」として心から信頼しています。

 

かつて母が自宅で末期を迎えようとしていた時、この先生に24時間の往診体制にご対応頂きました。

近くの多くの住民の皆さんもこの先生を頼っています。

 

これが「かかりつけ医」の姿だと思っています。

 

さて、今回の「かかりつけ薬剤師」ですが、医師に診てもらう程の病気ではない、あるいは、医師はいろんな面でハードルが高いという場合は、薬剤師さんを身近な健康相談の相手としようという試みだと思います。

 

しかし、現状を考えると、「かかりつけ医」と「かかりつけ薬剤師」とではとてつもなく大きな差があります。

 

次回、そのことについて考えてみようと思います。

 

(つづく)

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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